BMW Advanced Car Eye 2. ( ACE2.0 ) 接続できない、繋がらない、初期化したいができない、問題への対処方法

BMW純正のドライブレコーダーとしてディーラーオプション設定されているのが『BMW Advanced Car Eye 2.』(通称 BMW ACE2)である。

過去にリアカメラの形状が異なる「BMW Advanced Car Eye 2.0」という製品も販売されていたが、今はこちらの「2.」(後ろの0が無い)が主流になっているようだ。

以下は本体(フロントカメラ、リアカメラ)の商品写真である。

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BMW Advanced Car Eye 2.

 

こちらの商品、

という特徴がある。

一般的なドライブレコーダーでは、録画した映像を確認する時は

  • ドラレコ本体の小さな液晶画面で再生する
  • SDカードリーダーを搭載したパソコンを使って再生する

等の対応が必要になるのだが、ACE2ではスマートフォンのアプリから内容を確認することができる。

なにもスマートフォンを使わないでもと思うかもしれないが、ドラレコを買ってきて車に取り付けた直後なら、映像を確認したくてPCを車まで持っていったり、SDカードをPCまで持ってきたりするだろうが、時が経つにつれていちいちそのようなことをしたくは無くなるものだ。

そこで、ACE2 のようにスマートフォン連携のできるドラレコは重宝する。

はずなのであるが、設定は簡単にはできませんよ、というお話しである。

 

特に、BMWを中古で購入した中古車オーナーの場合は注意が必要だ。スマートフォン連携機能は、Wifiを使ってACE2とスマホを接続して行うが、Wifiの初期パスワードは初回に自分で変更する。ACE2は新車時にディーラーオプションとして取り付けられていることが多く、当然のことながら変更後のWifiパスワードは新車時のオーナーしか知らない。(どこか紙に記録しているとしたら別である。)

つまり、ACE2が新車時に取り付けられていた場合、「中古車を購入したオーナーは、BMW Advanced Car Eye 2 ( ACE2 )にスマホで接続できない。」という可能性がある。

普通、こうした車に繋げられたカーナビ等のデバイスであれば、メーカー出荷時の状態に戻すメニューや、メモリーの初期化機能などが付けられていることが多く、メニューをたどっていけば再接続することも可能だ。

ACE2の場合、その設定すらスマホのアプリを通じて行うため、Wifiパスワードが分からなければ、何もできないのである。

また、初期化の方法が用意されていたとしても、マニュアル(取扱説明書)には記載が無いため、方法がわからない。(実は、発売当初は記載されていなかったが2020年には記載されるようになった。)

Googleで検索しても、初期化の方法は記載されておらず、迷宮入りということになりかねないのである。

 

解決策

この問題についての解決策は2つ。

  1. ディーラーに持ち込む
  2. 自力で初期化する

 

1.ディーラーに持ち込む

当然、ディーラーは初期化の方法を知っているので、ディーラーごとの判断はあるだろうが、購入していなくても対応してくれる可能性はある。

ただし、付き合いのあるディーラーが無いケースなども考えられ、自力でできるに越したことは無い。

 

2.自力で初期化する。

初期化方法は、マニュアルに記載されていないが、実際には存在する。(注:2021年現在のマニュアルには記載されるようになった。)

 

方法は単純。

 

以下2つのボタンを3秒以上同時に押す

車内からみて本体右横のマイクのオンオフボタン

車内側にある電源ボタン

 

上記の操作によって、工場出荷時の設定(wifiパスワード 1234567890 )に変更される。

 

このリセット方法がわからずにいる人は、上記方法を試してみるとよいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BMW iDrive7 マップアップデートは自分でできる - microSD + USBアダプタ使用 -

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iDrive7の運転席周辺写真 ライブコクピットとも呼ばれる 出典: bmwジャパン公式サイト

 

概要

  • 近年、日本で発売されているほとんどのBMWに搭載されているナビであるiDrive。
  • マップデータのアップデート(最新版の地図への更新作業)が有償/無償にて可能。
  • マップデータの更新方法は、1.ディーラーへの持ち込み、2.web経由で自分のパソコン等を使うUSBアップデート、の2種類が用意されている。(海外で行われているらしいモバイル経由のアップデートが日本でもできるのかは不明である。)

  • 更新費用は、契約によって異なる。(新車購入から3年間の回数無制限の更新パッケージ、2年有効の更新パッケージ、スポット1回の更新、など)
  • 2021年2月現在最新OSであるiDrive7は、1シリーズ(F40)、3シリーズ(G20/G21)、X3シリーズ(G01)2020年モデル以降、5シリーズ(G30/G31)2021年モデル以降、8シリーズ(G14)など日本で発売中のほぼすべてのBMWに搭載されている。(日本に正規輸入され発売されている車には本来はオプションであるナビが標準になっていることが多い)

ポイント

  • ディーラーへ持ち込む場合は、更新データ購入に必要な費用(2~3万程度)のほか、作業工賃がかかる。(1万円弱)
  • 自分で行う場合は、パソコンとUSBメモリを使って行う。更新契約の期間内であれば無料。
  • 使用するUSBメモリの形状は、USBメモリとしては一般的なスティックタイプに限らず、microSDやSDカードを差し込んで使うアダプタタイプでもOK(ページ下部参照)
  • その際、microSDやSDカードの読み書きスピードは遅いため、USB3.0のアダプタである必要は無い
  • 2021-1のマップデータアップデートをしたからといって機能が追加される訳ではない。(国内メーカーのナビ等では一般的な、一方通行の矢印表示はできないままである。)

 

注意点

  • 私が最初に試した256GBのmicroSDカード(USBタイプのアダプタ使用)では、FAT32exFATNTFS共にアップデートがうまく行かなかった。(BMW Download ManagerからSDカードにデータを書き込む際に、FSCフォルダの中身が空になる。車のUSBポートに差し込んでも反応無し。)
  • 128GBのmicroSDカード(exFAT)にメディアを変更したところ、FSCフォルダ内にコードの書き込まれたファイルが転送され、車のUSBポートに差したところ認識されてアップデートを無事に終えることができた。
  • 都市部を走る場合に、一方通行の道路を走らないことはまず無いが、一方通行の向きがナビのマップ上でわからないと、近くまで行ってみたら入ることができないことがあるなど、走りづらいことが多い。

 

使用するUSBアダプタ

以下のようなタイプのUSBアダプタを使ってパソコン本体からデータをSDカードに書き込み、終わったらBMW車体側のUSBソケットに差し込む。

USBの規格は2.0や3.0などあるが、上位規格である3.0を使っても車側の制約などにより速くならないため、転送速度の遅い2.0でも十分だ。

フォーマット形式は、FAT32exFATNTFSに限られるが、大抵の記憶媒体は最初からいずれかのフォーマットがなされている。心配であれば、パソコンから簡単にフォーマットできる。

 

下記は、SDカードやmicroSDカードを差し込んで使うUSBアダプタ。マップ更新に必要なデータ容量以上のカードが手元にあれば、新たに買う必要は無い。デジカメ用などに使っているSDカードを一時的に利用すれば追加費用が掛からない。(地図更新が終わったら二度と同じデータは使わないためSDカード内のデータを保存しておく必要が無い。)

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以下のような昔ながらの「USBメモリ」も利用可能だ。容量は最低64GBは必要になる。

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アルファードとエルグランドの4WD

いわゆる競合車種であるトヨタ・アルファード日産・エルグランド

比較記事もいくつか見られるのだが、4WDを買いたい人にとって気になる走破性能について書かれている記事は少なくて迷ってしまう。

技術的な用語は一般の人だと言われても分からないので、FFかFRか、動力配分比はどれくらいか?ぐらいが基準になるのだろうか。

アルファードもエルグランドもモデルチェンジがあったため、エルグランドは最新型はFFであるのに対して旧型まではFRがベースであるなど同じブランドでも年式によって特性が異なり、アルファードは4WDの方式が微妙に異なる。


絶対的な優位性は無いため結論は難しく、細かいことは抜きにすれば、どちらの4WDモデルも「走破性能に優れたミニバン。」ということになろう。

日産の方がパートタイム式4WDでデフロックができるから悪路走破性能が高く、4WD固定で走れる安心感も大きい。

けれども、所詮はミニバンである。最低地上高が低い所に大きな四角い箱が乗っかっている訳であるから、どんな新雪路面でもこなす訳でも、オフロードを得意とする訳でもない。

普通に乗る範疇であればアルファードのアクティブ・トルクスプリット4WDでも十分な走破性能を持つ。

高い買い物をするのであるから、どちらの車も実際に見てから選ぶことの方がスペックを比較するよりも大切な気がする。

タイトコーナーブレーキング

いわゆる「タイトブレーキング」現象である。

4WD乗りにしか分からない自動車用語だ。

パートタイム4WDに搭載されることが多い古くからある仕組みの直結4WDで起きる現象。

アウディのクワトロシステムに代表されるフルタイム4WDではセンターデフによってタイトブレーキングの起きない構造を採用している。

この辺りの詳しい仕組みはTDKのテクマグの情報が詳しい。

「テクの雑学:第156回 冬山レジャーで活躍する4輪駆動車のメカニズム」
TDK

※このサイト、絵が綺麗なところもよい。

燃費も考えるとパートタイム4WDは実用的な選択肢と言えるだろう。

オンデマンド4WD固定の4WDは車としての魅力が少し落ちる印象は否めない。

式守秀五郎

九州場所から二場所が経過し、もうすぐ大阪場所がやってくる。

横綱朝青龍の引退、新理事会、新審判部、九重がドーピング委員長、など協会幹部の新体制がどう影響するか注目される。

朝青龍引退の傍ら、高砂親方は主任に降格となったようだが、果たしてその資格はあるのかどうか。中途半端に下の位が残るより、平の年寄で良かったように思う。

親方といえば、元大潮の式秀、元肥後ノ海の木瀬の正式名称を知らない人も多いのではないだろうか。

式秀は式守秀五郎、木瀬は木村瀬平が正式名称となる。正式名称で呼んだ方が、奥が深そうな印象があってよいのでは無いかと思う。

どうですかね?陸奥(元霧島)広報部長。

朝青龍引退のタイミング

以前、このブログで朝青龍について北の湖と比較しながら09年1月場所を優勝、1年後に引退か?と書いた。

http://d.hatena.ne.jp/s2000yen/20090111

初場所後に引退となったことで、引退の理由はともあれ時期だけは的中してしまった。

北の湖は体調が戻らずに引退だったが、朝青龍は心の成長が追いつかないまま引退となってしまった。

体はまだ動いていただけに、引退は悔やまれる。

花粉の季節

いまさら言うまでもないが今年もアレグラを飲みながら夏が来るのを待つ。

花粉のせいなのかそうでないのかよくわからないが、のどが痛いことも多いし、咳もでるから仕事に集中しづらい季節だ。

できればハワイ辺りでやり過ごしたいと思うが、永遠に実現できそうもない単なる妄想。

現実には仕事であまり外には出ないんだけどね。