今年は暖冬

今年はエルニーニョ現象だとかで、暖かい日の続く冬になっている。東京地方では、もしこの冬に降雪の観測が無いとすると30年以上振りのことだという。

最近では、環境破壊や異常気象を取り上げて報道する向きも多くなって来ているから、このままではいけない、という「気持ち」にはなっているものの、実際には行動に結びつかない、というのが現状ではないだろうか。

後世にとって悪いと分かっていてもやめられないこと、それが環境破壊の恐ろしさであり、己の快楽を追求し尽くした末であるという、人間が最大に愚かであると感じる部分である。

極端な話をしてしまうと、internetを便利だと使い、blogを書いている人も読んでいる人も、地球資源を削って作った工業製品やエネルギーを使っており、環境破壊の遠因になっているとも言える。

自分たちは、工業化される前の地球環境を生き抜いてきた先達の貯金によって便利な暮らしを手に入れているが、我々は後世に何かを残すことができているのだろうか?

その点においては、アメリカのアーミッシュなどはスタンスがはっきりしているわけだが、自分ではそこまでの解は持っていないから、今後自問自答を繰り返していきたいテーマである。