若麒麟事件

相撲ネタを続けて書いていたら、若麒麟容疑者逮捕のニュース。

協会の対応も一区切りついたようなので、相撲界のあり方に考えを馳せてみたい。


若麒麟は、幕内在位経験もある現役関取である。
若麒麟事件は、若ノ鵬露鵬白露山による一連の不祥事後、体質改善を実行中の協会において起きた。
若麒麟は解雇処分となったが、養老金(退職金)取得の権利も得た。
武蔵川理事長は謝罪の言葉のみで処分無し。
やくみつる再発防止検討委員会・委員も今回ばかりは慎重な言論。
・尾車親方が2階級降格。


 自業自得の若麒麟容疑者はともかく、尾車親方(元・琴風)のショックと処分だけが相対的に重く映る。

 武蔵川理事長の後継者を考えると留任は結構だが、さすがに責任を取るアクションは必要と思われ、理事長、各理事の減俸処分ぐらいはすべきと思う。

 だが、処分を厳しくしたところで本質的な改善にはならないのである。

 しかるに、力士といえども1個人である以上、ストレス社会の中で生き抜く術を身につけなければならず、25歳であってもある意味子供扱いして掛かる必要がある。

 「大人だから。」、「25歳なんだから。」という発言をする輩は、教育を徹底できなかった周囲や、自身の至らなさを棚に上げている発言であって、事の本質を理解しているとは思えない。

 他人事だと思っているから、身勝手な意見を吹聴できるのであって、それがネガティブな世論形成の原因となっていることを我々は自覚しなくてはいけないだろう。