サラブレッドの3大始祖
現存するサラブレッドは、全ての馬が系譜を辿ると3頭の馬のいずれかに当たる、というのは有名な話である。ただ、実はマジョリティ血統が95%を占め、残りのマイノリティ血統として存続が危ぶまれていることも併せて知っておく必要があるだろう。
95%のマジョリティ血統とは、ダーレイアラビアンでありエクリプス系がほぼ主流となる血統。
マイノリティのうち比較的数が多いのは、ゴドルフィンアラビアンである。そのラインでマッチェム系が存在している。日本ではマンノウォーが子孫の代表格で、ネームヴァリュー、ウォーニング、マークオブディスティンクション辺りが種牡馬として活躍し、ウォーニングからはカルストンライトオ、ウォーニングムスメなどが誕生している。
最後の1つは、バイアリータークで、ヘロド系に集約される。日本ではその中でもトゥルビヨン系が数頭数えられる。パーソロンが代表格のため数は少なくなってきたが、メジロマックイーン、シンボリルドルフにつながる種牡馬もしくはビゼンニシキにつながるダイタクヤマトが後継種牡馬となる。