マスコミと魔女狩り

昨今、世間の沈滞ムードも手伝ってか、揚げ足取りな報道が目に付くようになって久しい。

どんな犯罪でも、罪は罪なので十分に制裁を受けなければいけないが、マスコミに報道されるかどうかで、社会的制裁の影響力は相当に変化する世の中になった。

例えば、若麒麟事件の若麒麟容疑者のケースや、今日報道されたケースでは宮崎の判事がバスの中で準強制わいせつ罪容疑で逮捕されたというケース。

どちらも、自分や自分の周囲で起きたら大事件であるし、罪を問う必要はあるのだが、同じ罪で訴追される容疑者は年に何万の単位で居るだろうから、果たして彼ら「だけ」が悪者なのか?という気になってくる。

罪を罰し、罪を償うために法律が存在し、その運用は司法の場や警察という行政に委ねられている訳で、言論の自由を盾にしたマスコミに彼らの再スタートを阻害する権利は無いように思う。

私なりにマスコミに提案するとしたら下記か。

1. 重大犯罪(刑期で5年を超えるもの等)は除き、初犯の報道は所属含めて匿名化する。
2. 10年以内の重犯の場合は実名報道
3. マスコミに携わるあなたや、あなたの家族がそう報道されても腹立たない報道内容にすること。(1,2に該当するなら仕方ないと思える筈。)

ま、マスコミにとっての魔女狩りネタは、法制度でも作らない限り、大麻と一緒で自浄作用は働かないから無理だろうね。